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英語の勉強法

ニュースやネット英語の英文読解には読み下しが最強!

2019年10月7日

英語というとどうしても英会話を想像してしまいがちですが、ネットで海外の情報を探しときや、ビジネスで英語メールを解読するときに必要になるのは英文を読み解く力。

今は翻訳アプリがあるので、英文解釈はだいぶん楽になっていますが、それでもまだまだ直訳調のものが多いので、やはり自分でしっかり内容を咀嚼する必要があります。

今回はそんな読解力に必要なスキルについて語っていきたいと思います。

英文を読み解くには「読み下し」が一番!

今の学校英語の教育がどんなものになっているのかは分かりませんが、私が学生の頃はとにかく英語の授業では「英文読解」というと、退屈なものの代表格でした。

英語の教科書や題材の英語ニュースを先生が読み上げて言って、それを文法的に解釈しながら日本語に訳して理解していくというオールドスタイル。

解説の中に「助動詞」やら「現在完了」とかの文法用語が入ってくると、それだけで英語が苦手な生徒は拒否反応を起こして脳がフリーズしてしまいます。

幸い、私はまだ英語が好きでしたし、その当時は「将来は洋楽雑誌のライターになる」という夢があったので(叶いませんでしたが)、頑張ってそんな退屈な授業についていっていましたね。

それが高校当時になるのですが、かといって成績自体は中の下くらいでした。

英語が好きなのに成績がそんな中途半端なんて!

しかも当時は外国語系の学部を目指していたので、まるで実力が足らないことおびただし。

かといって塾にいっても同じような授業内容だったので、正直、私も熱意だけは人一倍でしたが、英語の力そのものは他の苦手な生徒と同じような物でしたね。

そんな情けない「英語好き」な自分に転機が訪れたのが大学受験を落ちて浪人になったとき。

目指していた国立の外国語系の大学をセンター試験の段階で圧倒的な実力の無さで置いてしまい、「俺はやっぱり英語には向いていないのだろうか・・」と相当落ち込んでいる時期でした。

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予備校時代の英語の先生の授業が圧倒的にすごかった!

そんな落ち込んでいる時でも、やはり目指していた大学を諦めることできません。

もう一度勉強しなおそうと、予備校に通うことになりました。

そこで出会った英語の先生の授業でついに開かれたのです。

英語への道が。

その先生は英語の教授法ではすでに定評のあったようで、すでにその当時の予備校の生徒の間では噂になっていました。

とにかく授業を受ければ成績があがるということ。

本当かなあ、と半ば疑いながら席について授業を受け始めましたが、開始10分くらいで速攻で蒙を開かれました。

「英文は読み下せばいいんですよ。文法通りに後ろから読み直したらダメ」

この言葉を聞いた瞬間に「ガーン!」と頭を殴られたような気がしました。

それまで学校の英語の授業や塾で教えられていたことと、まるで違うスタイルだったからです。

それまでの英文読解といえば、日本語の読み方と同じように「私は~だから、~なので、~だ」というように、後ろから読み返して前に戻ってくるという読解方法しか教えられていませんでした。

中学校レベルの簡単で短い文章だと、これでも通用するのですが、高校で学ぶ英語の文章になると、ここの関係代名詞やら、接続詞やらが加わってきて、後ろに文章を修飾する表現がどんどんどんどんくっついてくるのです。

そうなると、文の意味を読み解くために、後ろから読み返して前に戻ってくるという見返し方になってしまうため、意味を理解するのも時間がかるし、試験だと時間切れで途中でギブアップしてしまうことがしょっちゅうでした。

でもその先生の言うとおりに「読み下し」で読んでいくと、これがスイスイと頭に入ってくることおびただしい!

一応、高校では一生懸命に英語の語法やら文法を勉強していたので、基礎知識があったのが幸いしたのか、それ一気に花開いたという感じでした。

「これは・・・すごい!!」

正直、たまげました。

その読解方法をマスターすると、成績がたちまちグングンあがって、それまで中途半端だった英語テストの点数も50点くらいアップしていったのです。

最終的には冬のセンター試験プレテストでは英語の点数が200点満点中、170点という好成績を上げることができました。

英語の読み下しとは?

では実際の読み下しとはどのようなものなのでしょう?

ここに一例をあげてみます。

I want to eat pan cakes which taste sweet and oily but there is no such foods that makes me satisy around here because my friend already ate it yesterday so that I decide to pick them up for a supermarket.

長いですが、それほど難しい内容ではありません。

というか、今自分で考えて書いたものですから(笑)

この文章を予備校に行く以前の英語読み(読み返し)で読解すると、以下のような視線の流れになります。

I want to eat (僕は食べたい)

which taste sweet and oily (甘く脂っぽい味の)

pan cakes(パンケーキを)

but there is no suh foods(でもそんな食べ物はない)

because my friend already ate it yesterday (なぜなら僕の友達が昨日すでに食べていたからだ)

that make me satisfy(僕を満足させるパンケーキ)

around here (ここにはない)

so that (その結果)

I decide to (僕は決めた)

for a supermarket (スーパーマーケットに)

pick them up(探しに行く)

高校生以上の英語になると(私の学生時代です)、whichやthatなど、前の言葉をその後の付属の文章で説明する関係代名詞が出てくるので、どうしてもまずはその言葉の説明を読んでから出ないと、本筋の文章に戻ることができなかったのです。

その結果が、以上のような英文読解の視覚の流れになってしまい、読み解くのに恐ろしく時間がかかってしまう結果になっていました。

しかしその先生の「読み下し」式の英文読解法を学ぶと、これが恐ろしく早く読み解けるようになっていたのです。

I want to eat pan cakes which taste sweet and oily but there is no such foods that makes me satisy around here because my friend already ate it yesterday so that I decide to pick them up for a supermarket.

【読み下し方式の視覚の流れ】

I want to eat pan cakes(僕はパンケーキが食べたい)

which (その)

taste sweet and oily(味は甘くて脂っこい)

but(しかし)

there is no such foods(そんな食べ物はない)

that(それは)

makes me satisfy(僕を満足させる)

around here(ここには)

because (なぜなら)

my friend already ate it yesterday (僕の友達がすでに昨日食べていた)

so that(だから)

I decide to pick them up(僕は見つけに行くことを決めた)

for a supermarket(スーパーマーケットに)

どうです?

実にスムーズでしょう?

この読み方の一番のポイントはwhichやthatなどの「前の単語や文を後ろの文章で説明させる」代名詞をそのままスルーしてしまうところにあるのですよ。

だって日本語にはない表現だから。

いや、あるのかもしれませんが、会話や文章ではまた違った形で表れてくるので、それを英語で読むととにかく混乱します。

だから踏みつぶせ、と。

英文の意味を掴むためにすべてのややこしい代名詞やら接続詞やらを

踏み越えて

叩き潰して

無視して

前に突き進め

と。

とにかくスピード重視。

英文の意味を掴むために必要な言葉や文だけを理解して、あとのややこしい修飾語は放っておけや!というのが、極端にいえばその先生の教授理論でした。

そしてこれが実に効果があった。

その結果は先ほど述べましたが、さらにこの年明けの1月のセンター試験で英語で高得点を取り、その勢いで希望していた外国語系の大学の2次試験も突破したのです。

whoとwhichとthatに気を付ければ十分

とはいうものの、単に「読み下せ!」「前に勧め!」とかなんとかいっても、実際の接続詞の用法が分からなければ、途中で意味がちんぷんかんぷんになってしまいます。

基本的には英文の読み下しで初心者がつまずく場所の多くは「関係代名詞」「接続詞」の部分です。

特に前者の「関係代名詞」は用法に数種類があって、ここをよく分からないまま読み進めると、完全に意味をはき違えてしまうことにもなります。

関係代名詞には「who」「whose」「whom」「which」「that」の4種類があって、それぞれに使い方が微妙に異なっています。

実際の英会話や英文記事でよく出会うのは、ほとんど「who」「which」「that」の3種類。

しかも「which」と「that」の2つはほとんど同じような意味合いで使われることが多いので、実質的には「who」と「which・that」の2種類ということになります。(もちろん4種類ともに厳密な用法・意味の違いはあります。あくまで読み下しに必要なおおざっぱなレベルで、という考え方です)

それぞれの用法と意味を説明したのが以下です。

◎人についての説明に使う【Who】

Mr Jones spoke to the lady who were standing in front of the door.

Mr Jones spoke to the lady(ジョーンズ氏は婦人に話しかけた)

who (どんな人に?)

were standing in front of the door(ドアの前に立っていた)

⇒ジョーンズ氏はドアの前に立っていた婦人に話しかけた

 

◎動物や物について説明するときに使う【which】(thatでも良い)

I played with the cat which had the collar around its neck.

I played with the cat(私は猫と遊んだ)

which(どんな猫と?)

had the collar around its neck(首輪をしていた)

⇒私は首輪をした猫と遊んだ

 

◎直前の状況を後ろの文で説明する【that】

I worry about the situation that you are involved in.

I worry about the situation(私はその状況に悩んでいる)

that(次のような)

you are involved in(君が陥っている)

⇒私は君が陥っている状況について悩んでいる

以上の3つの用法です。

whoは人、whichは動物や物、thatは状況そのもの、くらいの区分けで理解しておくと分かりやすいです。

このことを頭に入れておくと、読み下すときに楽になってきます。

読み下し方式は英会話でも抜群に役立つ!

この方法は英文読解だけではなく、英会話やリスニングにも抜群の効果をもたらしました。

それまで英語の前後に意味に引きずられて、理解するのに時間がかかっていた英会話もスムーズに行えるようになりましたし、リスニングも自分の聞き取れる範囲であれば(聞き取れなければ理解のしようがないため)、すらすらーっと頭に入ってくるようになったのです。

さらにいえば、実際の英会話は読解よりも格段に簡単です。

なぜなら

文章を短く切って話すことができるから

普通の会話で「私はこう思うわ、それはこの意味を背景にもっていて、それがこういう意味を持つ広大な海のような響きをもっているから、そしてその歴史は・・」みたいなややこしいことはまず言いません。

たいていは「私はこう思うわね。この靴が好き。だって格好いいから。でもサイズが合わないわ。だからやめとく」的な流れになるはずです。

思うことを短く切ってスパン!スパン!と言い切ることができる。

そこに今回説明したような簡単な関係代名詞「who」や「which」「that」を入れ込んで、会話により具体性を持たせる。

中学生英語でも十分に通用しますよ。

もちろんある程度の教養のある英語を話そうと思えば、前置詞を加えた複雑なタイプの関係代名詞を使ったり、接続詞を多用したややこしい修飾語を使って「私は頭いいのよ」的なデコレーションをしないといけませんが、日常会話ではまず必要ないです。

だから読み下し方式はスピーキングでは特に有効だと思います。

問題はリスニングで、これは相手のいうことを聞き取れないと話になりません。

発音やらアクセントの慣れ、単純にボギャブラリーの多寡が問題になるので、これはもう練習しかないです。

それを乗り越えると、読み下し方式は最強だと思うのですが、英語マスターの方はどうでしょうかね?

まとめ

英文読解をスムーズに進めることで、英語でのネット情報を人より先に得ることが容易になります。

自動翻訳もありますが、まだまだ直訳のものが多いですので、今回のような読解方法でささっと読み解けるスピード感は貴重です。

英会話の場合は翻訳専用アプリも充実しているうえに、そもそもが相手と顔を合わせながらのコミュニケーションになるので、最悪ボディランゲージにもっていけるという荒業も可能ですが、文章相手の英語だと、どうしてもそこからでしか情報を取れませんからね。

AIの発達でその状況もこれから急速に変わってくるかと思いますが、今のところはまだ英文読解の重要さはキープされるのではないかと個人的には感じています。

そんなときに「読み下し式」英文読解法。

スピーキング、リスニングなどの英会話にも応用できるので、アウトプットにももってこいです。

そんなお役たち感満載の「英文読み下し方式」の有用さを、私の学生時代の経験談を思い出しながら語らせてもらいました。

英語が得意な人は「そんなもの最初から分かってたよ!」とせせら笑うかもしれませんが、体得していない人にとっては「とてつもない壁」です。

読み下し、吹き飛ばし、前に進むべし。

どうか今回の記事が「英語難民」の人にとっての救いの一つになれますよう。

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